第4回東筑フォーラム ニューイヤーコンサート 大野徹也・手嶋眞佐子ジョイントリサイタル |
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日時: 2004年1月11日(日)
開 場: 午後1時 邦楽演奏: 午後1時30分 開 演: 午後2時
会場: 四谷区民ホール
出演: 大野徹也(70期)=テノール、手嶋眞佐子(87期)=メゾソプラノ、アルト
ピアノ=服部容子 二期会プロフェッショナルコースピアニスト、 東京藝術大学大学院、東京音楽大学声楽演奏家コース・大学院、各非常勤講師。
邦楽演奏: 三原桃(99期)と東京藝術大学音楽部邦楽科の皆さん
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プロフィール |
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大野 徹也 (オオノテツヤ) テノール
1953年生れ。筒井小学校、熊西中学校出身。小学校時代よりスポーツに親しみ、数々の大会に出場(小学校時代は、相撲、水泳、ソフトボールの、中学校では、野球、100M、2000M、砲丸投げの学校代表)。また、生徒会長を務める。東筑では音楽部に所属し、故米倉マサ先生をはじめ、諸先輩の暖かい指導の下、すくすくと成長を遂げる。1972年卒業(70期)。 その後東京藝術大学声楽科に進み、同大学卒業、同大学院修了。福嶋敬晃、故渡邊高之助、故三村祥子各氏に師事。89年より1年間、イタリアへ留学し、カルロ・ベルゴンツイ氏より指導を受ける。77年、学生時代に「魔笛」(モーツァルト)の武士役に抜擢され、オペラ・デビューを飾る。 81年、民音(現東京国際)コンクールに於いて第二位に入賞し、同年秋には、「カーチャ・カバノヴァ」(ヤナーチェク)のポリスでの成功で、一躍名声を博す。 82年には新人音楽コンクール(飯塚市)に於いてグラン・プリを受賞。83年、日本初演になるワーグナーの大作『ニーベルングの指環』第二夜「ジークフリート」題名役を歌い大成功をおさめプリモ・ウォーモの地位を不動のものにした。 その後も「椿姫」(ヴェルディ)アルフレード、「トログァトーレ」(ヴェルディ)マンリーコ、「蝶々夫人」(プッチーニ)ピンカートン、「カヴァレリア・ルステイカーナ」(マスカーニ)トウリッドウ、「カルメン」(ビゼー)ドン・ホセ、「サムソンとデリラ」(サン=サーンス)サムソン、「ホフマン物語」(オッフェンバック)題名役、「魔笛」タミーノ、「ワールキューレ」(ワーグナー)ジークムント、「タンホイザー」(ワーグナー)題名役等のオペラや、「あだ」(三木稔)雪之丞、「黒船」(山田耕作)領事、「沈黙」(松村禎三)ロドリーゴ、「白墨の輪」(林光)物語の歌手の邦人作品、「こうもり」(J・シュトラウス)アイゼンシュタイン、「メリー・ウイドー」(レハール)カミーユ、「ルクセンブルク伯爵」(レハール)題名役、「地獄のオルフェ」(オッフェンバック)題名役、「チャールダーシュの女王」(カールマン)エドウイン、「マリッツァ伯爵夫人」(カールマン)タッシロ等のオペレッタを歌う。 コンサートでは、N響をはじめ各オーケストラと共演しベートーヴェン「第九」、「荘厳ミサ曲」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「大地の歌」、シェーンベルク「グレの歌」、ブリテン「戦争レクイエム」などに出演する。 また02年天皇陛下が初めてオペレッタをご鑑賞なされた作品「微笑みの国」(レハール)にスー・ホン役で出演し大いに会場を沸かせる。 リサイタルも99年より積極的に行い、本年6月、4回目となるリサイタルを東京文化会館にて行う予定である。 福嶋敬晃、渡辺高之助、三村祥子、C・ベルゴンツィの各氏に師事。 二期会会員、ぐる−ぷ・な−べ会員、東京藝術大学非常勤講師、東京学芸大学教授
手嶋 眞佐子 (テシママサコ) メゾ・ソプラノ
1970年生まれ。北九州市立引野小学校、引野中学校出身。小学校4年生から高校1年生まで、北九州アカデミー少年少女合唱団でメゾ・ソプラノパートを歌う。先輩合唱団であった杉並児童合唱団の団員(当時東京藝術大学1年生)のソロを聴き、憧れ、高校2年より本格的にソリストとしてのレッスンを始める。89年卒業(87期)。 その後東京藝術大学声楽科に進み、同大学卒業、同大学院修了。学部在学中に松田トシ賞(成績優秀者に贈られる)受賞。 平成5年度北九州市民文化賞奨励賞受賞。94年プラシド・ドミンゴ(三大テノールとしても有名な)世界オペラコンテストメゾ・ソプラノ部門優勝。96年より2年間文化庁オペラ研修所第11期生として研修。 修了後、98年秋より1年間、文化庁在外派遣研修員としてニューヨークへ留学。 帰国後は二期会創立50周年記念公演「こうもり」(J.シュトラウス)オルロフスキー公爵、新国立劇場公演「忠臣蔵」(三枝彰)大石主税、「マノン」(J.マスネー)ロゼット、「ナクソス島のアリアドネ」(R.シュトラウス)作曲家、「オテロ」(G.ヴェルディ)エミーリア、大阪いずみホール「フィデリオ」(L.van.ベートーヴェン)レオノーレ<セミステージ形式>等を演じ、いずれも好評を博している。 またコンサートでは、バッハ「マタイ受難曲」(若杉弘指揮東京交響楽団)、ヴェルディ「レクイエム」(ガリー・ヴェルティーニ指揮東京都交響楽団、佐渡裕指揮新日本フィルハーモニー交響楽団)、マーラー「千人の交響曲」(井上道義指揮新日本フィルハーモニー交響楽団)、デュリフレ「レクイエム」(井上道義指揮日本フィルハーモニー交響楽団)、ベートーヴェン「第九」(ロリン・マゼール指揮スーパーワールドオーケストラ)をはじめ、数多くのコンサートでアルトソロを務め、指揮者、共演者等より絶大な信頼を得ている。 その他、NHK・FM「名曲リサイタル」への出演、田中信昭の代表する「新しいうたを創る会」における新作初演、世界的ヴィオラ奏者今井信子との共演、屋外でのギター(柴田杏里)とのジョイントリサイタルなど、様々な分野で意欲的に活動している。 小園邦子、福嶋敬晃、毛利準、デイヴィット・ハーパーの各氏に師事。 二期会会員。
服部 容子 (ハットリヨウコ) ピアニスト
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。二期会コルペティトゥア塾修了。 1996年より1年間文化庁在外派遣研修員としてニューヨークに留学。 日生オペラシリーズ、二期会、サイトウキネンフェステイヴァル、びわ湖ホールオペラ、新国立劇場などのオペラプロダクションにコレペティトウア、プロンプターとして参加し数多くの公演の成功に貢献している。 また、91年文化庁オペラ研修所第9期公演「フイガロの結婚」でデビュー以後モーツァルト、ロッシーニなどのチェンバリストとしても活躍している。 またピアニストとしてもNHK芸術劇場、FMリサイタルなどで多くの歌手と共演し、絶大な信頼を得ている。 現在、二期会プロフェッショナルコースピアニスト。東京藝術大学大学院及び東京音楽大学声楽演奏家コース・大学院、各非常勤講師。 殻島l緒子、加藤伸佳、森島英子、松井和彦、テッド・ティラー各氏に師事。
邦楽演奏
曲名:越後獅子 解説:文化八年、九代目杵屋六左衛門作曲。越後の国から出てきた角兵衛獅子が太鼓を胸につけ、獅子頭を被って、おけさ踊や布さらしやいろいろの面白い芸を見せるという踊り
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プログラム |
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休 憩
終 演 人名、題名中、ドイツ語、フランス語のウムラウト、アクサンテギュが表示できていません。 曲目メモ
初めに歌われる3曲は、現在わが国では“イタリア古典歌曲”という風に呼ばれ、オペラ歌手(クラッシク歌手)を志す者は必ず勉強をするものです。 有名なものに「カーロミオペン」や「ニーナ」などがあり、高校時代音楽を選択した方は、歌った思い出があるのではないでしょうか)この「オンブラマイフ」「私を泣かせて下さい」はヘンデルの作曲で、大変にゆったりとしたそしてまた、耳にすぐ覚えられそうな、素朴は曲です。彼は組曲「水上の音楽」の管弦楽曲や声楽曲(オペラ、オラトリオ)を多く作曲しました。 特に彼はロンドンで初演された「メサイヤ」(♪ハーレルヤ、ハーレルヤ♪の歌詞でお馴染みの)の作曲者として有名で、“音楽の父”と呼ばれる同い年のバッハと共に、音楽史に燦然と輝く巨星です(ちなみにへンデルは“音楽の母”と呼ばれている)。また2曲ともCMソングに採用され、耳馴染みがあるかと思います。
「愛の喜びは」を作曲したマルティーニはドイツ出身のパリで活躍した作曲家です。この曲は、タイトルからして明るく感じ、また前奏も愛らしい曲調なので、パッピーな曲と思いきや、その逆で、くれくれも結婚式等々では歌われませんように。
シューベルトは1797(ちなみに大野の出身中学である熊西中学校の電話番号と同じで、音楽の先生がいつも話していました)年、”音楽の都”として名高いオーストリアはウィーンに生れました。彼は生涯にあらゆる分野の作 品を書きましたが、シューベルトといって思い出すのは、まずは交響曲第8番口短調D759「未完成」でしょう。この曲はベートーヴェンの交響曲「運命」と並んでもっとも人気のある作品で、モノラル録音の時代から1980年代位までのLPレコードでは、この2曲がカップリングされていました。また、彼は「歌曲王」とも呼ばれ、歌曲集「冬の旅」を始め660曲程の歌曲を残しています。 ここで歌われる4曲は、中でも特に有名なもので、「のばら」のシンプルな愛らしい短いドラマ、「ます」での躍動感、そして、芸術への尊敬「音楽に寄せて」、語り手、父親、子供、そして魔王の4者の歌い分けが大変に難しく、また、ピアノパ−トもファ音の1オクターブの3連音符を引き続けるといった、ピアニスト泣かせ〈抜群のテクニックが必要)な「魔王」など、バラエティーに富んだ作品が演奏されます。
ブラームスはバッハ、ベートーヴェンとならんでドイツの3Bとよばれ、ロマン派を代表する作曲家で、ハンブルグに生れ、ウィーンで亡くなりました。彼は4つの交響曲をはじめ、2つのピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲や室内楽など多くの器楽曲を残しています。特にハンガリー舞曲はその独特な響きの中に親しみやすいメロディーで、ピアノ連弾やオーケストラ演奏で耳にされた方もいらっしやると思います。歌曲も数多く作曲し、詩についても民謡があったり、宗教杓なものがあったりと多彩です。「君の青い瞳」は蕩けるような大変に甘美な旋律で心の奥底に訴える。「日曜日」はいとしい人を前にした青年の心情が、軽やかな曲想でさらりと描かれ、「教会の墓地で」ではブラームスらしい重厚な響きが鳴り響く。「ザラマンダー」とは火の中に住む妖精。一瞬怖いような短い物語も、シンプルなメロディーでさわやかに響いてくる。「永遠の愛」は中では唯一長い歌で、愛を称えながら最後に大きな盛り上がりを見せています。
信時潔は大阪に生まれ、「この道」や「赤とんぼ」などの作曲として知られている山田耕筰とならんで日本作曲界の礎石となった正統的な作曲家です。彼は、多くの作品を残しましたが、特にここで歌われる「鵠」は8曲からなる歌曲集『沙羅』の中の1曲で、他の7曲と共に合唱曲にも編曲され、広く歌われています。また、信時潔の名前を聞いてピンーと来る人は、我々母校を愛する御仁と言えるでしょうか。 もうお解りですね。そうなんです。 クツークシノクニノ クーニノサキ‥‥‥♪ 校歌の作曲者であらせられます(まだ、きちんと歌えますか?)。
大中寅二は山田耕筰に作曲を学び、ドイツへ留学,彼は作曲の勉強を始めた時より、生涯宗教音楽家を志し、また霊南坂教会(三浦友和・山口百恵の結婚式会場〉のオルガニストを終生勤めました)作品には20数曲のカンタータや、1000曲以上のオルガン曲があり、特にこの嶋崎藤村の詩に作曲された「椰子の実」。説明いらずの名曲でしょう。
中田書直は東京に生れ、「さっちゃん」「夏の思い出」「雪の降る町を」など親しみやすい数々の名曲を世に送り出している、クラッシク界の“ヒットメーカー”と言えるでしょう。 作品は多岐にわたり、特に歌(独唱・合唱曲)はプロアマ問わず、多くの人々に親しまれています。美しい旋律(ここの「霧と話した」はまさしく我々日本人の感性をくすぐるような旋律美)、コミカルなリズム、壮大な和音の響き(「木兎」はまさにそのような曲)など、歌曲の一つの形を作り上げました。
ビゼーはパリに生れ、父は声楽教師、母はピアノを弾くといった環境に育ちました。彼の代表作はなんといっても「カルメン」でしょう。情熱の女、魔性の女などカルメンを形容する言葉には事欠きません。その彼女に魅かれ翻弄され、自らの身を滅ぼすドン・ホセの物語。今日はその中から、カルメンの人生観(恋愛観)を歌い上げた「バネネラ」。そして、喧嘩のため捕らえられたカルメンが、ホセを誘惑して(唆して)縄を解かせた「セギディーリァ」。縄を解いた罪で投獄され、釈放された直後にカルメンへの強い愛を歌う「花の歌」。そして、大詰め、セビリアの闘牛場付近で、捜していたカルメンを見つけて、愛を取り戻そうとするホセ。冷たくあしらうカルメン。 ついにはナイフでカルメンを刺し殺してしまい幕となる「貴方ね ああ俺だ」。4曲すべてがこのオペラの聴かせどころであり、リズムなど大変に特徴的なものです。
レナード・バ−ンスタインはマサチューセッツ州ローレンス生まれました。彼は指揮者としても有名で、1958年、ニューヨーク・フィルの音楽監督に就任して以来大ブレークし、今なおカラヤンと共に絶大な人気を博しています。1957年初演の現代版ロメオとジュリエットといわれる「ウエストサイド物語」。もう説明の必要もないのではないでしょう。ジョージ・チャキリスの「クール」に衝撃を受けた方も多いと思います。
「全世界は神の御手に」は、皆様ご存知の「深い川」や、テレビドラマ(「白い巨塔」のタイトルバック)で流れている「アメージング・グレイス」と共に、有名な黒人霊歌(19世紀に生れた米国黒人のキリスト教の宗教歌)で、今も広く歌い継がれています。
「オ・ソレミオ」はイタリア民謡と言われますが、正確に言えば、作者がきちんと存在するカンツォーネ・ナポリターナ(ナポリの歌)で、何事にもオーバーに表現するイタリア人。愛を歌うにもこのように絶叫し、失恋しては(「カタリ、カタリ」はその代表的なカンツォーネ)絶叫します。他に「サンタルチア」「帰れソレントへ」などが良く知られており、三大テノール(カレーラス、ドミンゴ、パヴァロッティ)十八番です。
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Gallery |
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写真: 渡辺克彦 (63期)、佐野和範(71期) |
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Event Staff |
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公式パンフレット |
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